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2019.6.20

小学校の検診に行ってきました。

5.6年生は永久歯列でムシ歯の処置歯が多く、ムシ歯は少なかったです。

しかし、歯列不正のため、矯正治療をしている人がみられました。

3.4年生は乳歯と永久歯の混合歯列のため、乳歯が残っており、今にも抜けそうな学童もいま

した。又、上唇小帯や舌小帯が癒着している児童もいました。上唇小帯癒着は、上顎前歯の

正中理解を招く可能性があり、舌小帯癒着は発音が明瞭にできない、などの症状が現れるこ

とがあり、注意が必要です。症状が現れた場合は、歯科医療機関(歯科口腔外科)を受診

することをお勧めします。


顎口腔の炎症、顎嚢胞、口腔腫瘍、歯・口腔顎顔面外傷、顎変形症、顎関節疾患、唾液腺疾患、口腔粘膜疾患などの口腔外科的疾患に対して、高い水準で提供できるように努力しています。

要介護の認定を受けられたり、病気などで通院困難な方のご自宅や施設などを歯科医師や

歯科衛生士が訪問し、計画的に継続して医療的な管理を行います。

入れ歯や歯周病、口臭などのお口のお悩みを解決することによって、ご本人の健康の維持

増進を図ると同時に、介護される方の負担を軽減いたします。

予防歯科とは、虫歯や歯周病などにかかる前に予防することです。

日本では悪くなってから治すことが当たり前となっており、健康保険制度でも

予防歯科は取り入れられてないので、予防歯科に関する認知度も低くなっています。

しかし、歯を守るために本当に必要なことは、虫歯になる前や、歯科治療完了後の

メンテナンスを行うことにより、治療ではなく予防することが大切でしょう。


☛ 歯のクリーニング(PMTC)

ご自身で綺麗に歯ブラシができたと思っても、実は磨き残しがあります。

個人差はありますが、普通の歯ブラシで歯磨きするだけでは磨ききれない場所があります。

歯間ブラシやデンタルフロスといった補助的な道具もありますが、正しい使い方をしないと、効果も半減してしまいます。

歯科医院によっては、PMTCや、歯磨き指導をしているところもありますので、

受けたことのない方は一度ご相談してみてはいかがでしょうか。  


☛ PMTCとは

プロの歯科衛生士による器械を使った歯の清掃です。

歯科医院で専用の器材を使い、本来の白い健康な歯の維持をするために

通常では困難である部位も含め清掃・研磨する方法です。

ご自分では磨くことのできない歯と歯の間・歯と歯ぐきの境い目・ブリッジの底の清掃、

汚れた歯面や茶渋・タバコのヤニなどの強固な着色の除去をして、虫歯と歯周病の予防にも

多大な効果を発揮します。

お口の中の状況により、1ヶ月に1度、3ヶ月に1度などとPMTCを行うと、むし歯や歯ぐき

の炎症によるアゴの骨の吸収(低下)を防ぐ効果が大きく、また口臭の予防にもなります。

 治療の終わった方も定期的にプロフェッショナル・クリーニングを受けることをお勧めします。

☛ 虫歯とは

むし歯とは、ひとことで言うと酸によって歯が溶かされる病気のことです。

チョコレートやキャラメル、アメなどのお菓子に代表される砂糖を含む食べ物とむし歯には、とても深い関係があります。

むし歯の原因となるのは、「ミュータンス菌」という細菌です。

この細菌は、口の中に砂糖が入ってくると、活発に働いて歯垢をつくります。

そして、歯垢の中で酸をつくります。むし歯は、この酸によって歯が溶かされる病気です。

口の中で酸がつくられるまで、少し時間がかかりますので、早めにうがいや歯を磨くなどして、むし歯の原因を取り除くことが、むし歯予防には最も効果的なことと言えるでしょう。

むし歯はなってから治すのではなく、なる前に予防することが一番大切です。

 

☛ むし歯は自然に治りますか?


初期むし歯であれば、再石灰化といってむし歯が治ることもありますが、進行してしまった虫歯を自然に治すことはできませんむし歯になってしまった歯を放っておけば、ますます悪化して、最後には歯の根っこだけになり、やがて歯を失うことになります。むし歯で歯に穴があくと、その進行の度合いによってC1、C2、C3、C4というように分類されます。(Cとは、英語のむし歯の略称で、数字が大きくなるほどむし歯が進行していることを表します。)むし歯は自然に治すことはできませんが、早期発見・早期治療に取り組めば、それだけ歯を長持ちさせることができます。毎日の歯磨きはもちろんのこと、歯科医院で定期的に検診を受けるように心がけることが大切です。


<根幹治療>

歯の根の中は、中空になっていて、その中に神経や血管などが詰まっています。

虫歯などによって歯の神経に細菌が入り込んで炎症を起こすと、歯の神経は死んでしまいます。

深い虫歯などが原因で神経を取ったあと、根の中の中空部分をきれいにして

処置をすることを根管治療と言います。


☛ 歯の神経をとると、どうなりますか?

神経を取り除いたあとは、代わりにコアと呼ばれる土台を入れます。

神経がないので、痛みなどの危険を脳に知らせることが出来ません。

神経を取ったとしても虫歯になることはありますので、虫歯が進行しても気づかずに

歯をダメにしてしまうこともあります。

また、神経を取るということは血管なども一緒になくなってしまうので

歯に栄養がいきわたらず、歯自体も弱くなってしまいます。

できることなら神経を取らなくてすむように、痛みが出る前に早めに治療をすることが大切だと思います。


☛ 口の中の状態を映像にして見て頂き、分かり易い説明を心がけています。

☛ エックス線の被ばく量が1/10の新しい診断機器を使用しています。

☛ 口腔内写真(ピクト)で口の中の患部を瞬時にお見せしています。

☛ 治療時にできるだけ痛みを少なくする工夫をしています。

  もし、麻酔するときは、ゼリー状の麻酔薬を歯ぐきにぬってから

  電動麻酔器を使用するので痛みが少ないです。

☛ 歯周病の進行予防に力をいれています。

 歯科衛生士によるブラッシング指導、歯科衛生士によるていねいな歯の掃除

☛ レーザー歯科治療を行っています。レーザー治療は安全で画期的な効果があります。

  歯周病の歯茎の腫れや出血をおさえる、抜歯後の出血をとめる

  口の中のできものを取り除く、口内炎・舌炎の治療

当院では用いる器具の全てを洗浄・滅菌しています。

お口の中で使用する器具は高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)で滅菌し、プラスチックなど高温滅菌が出来ない器具についてはガス滅菌器で滅菌します。歯を削る機器(タービン)も当然滅菌し、患者さんごとに取り替えています。

他に超酸性水洗浄、タンパク除去剤による洗浄、紫外線殺菌なども併用し、徹底した院内感染防止対策を行っています。

全ては患者さんの安心・安全の為です!

<歯周病のセルフチェック>

思いあたる症状をチェックしましょう!

◾朝起きたとき、口の中がネバネバする。

◾ブラッシング時に出血する。

◾口臭が気になる。

◾歯肉がむずがゆい、痛い。

◾歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっている)

◾かたい物が噛みにくい。

◾歯が長くなったような気がする。

◾前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。食物が挟まる。

※上記の項目3つあてはまる

油断は禁物です。ご自分および歯医者さんで予防するように努めましょう。

※上記の項目6つあてはまる

歯周病が進行している可能性があります。

※上記の項目全てあてはまる

歯周病の症状がかなり進んでいます。


☛ 歯周病(歯槽膿漏)ってどんな病気?

歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。

歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。

そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。


☛ 歯周病の原因

お口の中にはおよそ300~500種類の細菌が住んでいます。

これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。

これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。

この歯垢(プラーク)1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われ、むし歯や歯周病をひき起こします。その中でも歯周病をひき起こす細菌が特異的に存在していることが解明されています。

歯周病の原因1

歯と歯ぐきの間に残された歯垢(プラーク)

歯周病とは、この歯垢(プラーク)の中の細菌によって歯肉に炎症をひき起こし、やがては歯を支えている骨を溶かしていく病気のことで、結果的に歯を失う原因となります。

歯垢(プラーク)は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し歯の表面に強固に付着します。 これはブラッシングだけでは取り除くことができません。この歯石の中や周りに更に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けます。

歯周病の原因2

次のことも歯周病を進行させる因子となります。

1.歯ぎしり、くいしばり、かみしめ

2.不適合な冠や義歯

3.不規則な食習慣

4.喫煙

5.ストレス

6.全身疾患(糖尿病、骨粗鬆症、ホルモン異常)

7.薬の長期服用


 歯周病の進行過程

健康な歯肉  特徴  薄いピンク色の歯肉。

  ↓         歯と歯の間に歯肉が入り込んで弾力がある。

           歯肉が引き締まっている。

           ブラッシングでは出血しない。

歯肉炎    特徴  赤色の歯肉。

           歯と歯の間の歯肉が丸みを帯び膨らんでいる。

  ↓         ブラッシングで出血する。

           腫れた歯と歯肉との間に歯垢が溜まり悪化する。


歯周炎    特徴  赤紫色歯肉。

           歯と接している歯肉が更に腫れる。

           ブラッシングで出血や膿がでる。

           歯と歯の間が広がり、食べ物もよく詰まる。

           歯肉が退縮して歯が長く見える。

           歯周ポケットが深くなり骨(歯槽骨)が溶ける。

☛ 歯周病って治るの?

現在では歯周病は、予防でき治療も可能です。 大切なのは予防、診断、治療、そしてメンテナンスです!


1.正しい歯ブラシの方法で毎日実行することです。歯の表面を歯垢のない清潔な状態にしておく事が何より大切なことです。

2.歯肉の中まで入っている歯石を完全に取り除き、さらに根の表面を滑らかにして炎症を引き起こす細菌を徹底的に除去することです。

3.傷んだ歯肉、骨を治療して健康に近い歯肉にすることです。

4.健康の保持のため歯科衛生士による専門的なクリーニングなどのメインテナンスを定期的に受けることです。



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